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         ◆◆ もしもあなたに世界が救えるなら ◆◆ 
                                    2013年7月10日
                〜自分を愛する心理学〜          第8回
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                                   毎週水曜日更新
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いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。
心理カウンセラーの近藤あきとしです。
 >>http://blog.livedoor.jp/cs_akitoshi/archives/65807193.html
 
「いつも自分に自信が持てない、自分の良いところが分からない、
 魅力や才能なんて私にあるとは思えない。
 だから誰かと関わるのも、コミュニケーションも苦手。」
などとお悩みのあなたへ。

もっと自分を好きになって、もっと周りから愛されて、
もっと自分らしい生き方をしてみたくはありませんか?


その為のヒントをこのブログから受け取っていただけたら幸いです。
それでは、どうぞごゆっくりお楽しみ下さい。

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みなさんは、表向きには良い人で、誰にも頼らず自力でがんばっているけど
どこか苦行や修行のような気配が漂って、周りの人が見ていて辛くなってくる
という誰かや、シチュエーションに心当たりはないでしょうか?

私はサラリーマンの頃はまさに、この苦行を続けていました。
残業が月に100時間を超えるのは当たり前で(その他にサービス残業も)、
仕事も周りに渡さず、回ってくる依頼はすべて受け入れていましたので、
仕事中毒と言ってもいい状態でした。仕事以外は目に入らないといった
心境でめり込んでいたのです。

当時は気づいていなかったのですが、自分ががんばっているだけに
どうやら周りにも同じくらいの、“苦行レベルのがんばり”を強要する
雰囲気を振りまいていたようです。表向きは、温和で良い人、働き者で
通っていたので、きっとかなりギャップを感じさせていたと思います。

周りに、私の求める苦行レベルまで頑張っていない人がいると
感情は表面には出さずに抑えていたものの、無意識のうちに
その人を強く責める空気を、醸し出してしまっていたので、
仕事中はかなり近づきがたいオーラを漂わせていたらしいのです。

自分の働きにも全く満足できていなかったので、上司や周りから
認められても、あまり素直には喜べませんでした。
ただ認めて欲しいと思ってなかったというと、むしろ承認されたい
という欲求はとても強かったのです。

とにかく苦しくても続けなくてはいけない。いや苦しんでいるからこそ、
自分が存在できるんだという、おかしな感覚を持っていたものです。

◇:----:◇:----:◇

なぜかそんな苦しい道ばかりを、選んで歩んでいるように見える人を
「苦行マニア」なんて呼んだりします 少し失礼な呼び方ですが。

なんだか自分のことを言われている気がする、という人もいるかも
しれないですね。あるいは、自分の周りに似たような人がいるなあと
思う方もいるのではないでしょうか?

なぜそんな、わざわざ苦しいことを続けてしまうのかというと、
苦行をしてしまう人というのは、心が「過去」のある時点を
向いて
いるからなのです。罪悪感を感じていることが動機となって、
「過去の罪」を「現在の苦行」を続けるコトで償っているのです。

おそらく過去の罪に対して、どれだけがんばって苦行をしても、
完ぺきに償いきれるものではないでしょう。
また罪の意識がある分だけ、助けを求めることもできないので、
やればやるほど苦しくなってしまうのです。そして周りも、その人を
見ているだけで辛くなってしまいます。

自分だけでなく、周りの人も傷つけてしまうのが「苦行」なんですね。 

それに対して、現在の誰か、パートナーや家族の幸せの為に
がんばっている人は、
心が「現在」を向いているのです。
愛情を与えることが動機となっているので、例え困難にぶつかったり
問題が起きても、周りを信頼し援助を受け入れながら、周りと共に
乗り越えることができるんですね。

苦行をしてしまう人というのは、決して許されない悪いことをしたとか、
自分はすごくダメで劣っている人間だ、と感じていることが多いのです。
おそらく、「いや、私はそんなことはないよ」という方もいると思います。
が、実は罪悪感というのは、普段ほとんど感じられない感情なので、
表面的に自覚できることは、あまりないのです。

ただ、こんな風に考えていたら、注意した方がいいかもしれません。
・人柄じゃなくて、結果(あるいは数字)だけで自分を見て欲しい。
・職場に貢献できない人は辞めてもらってけっこう。
・効率をあげるには犠牲も必要だ。

つまり、「何もしていない=自分はダメだ・価値がない」ということになり、
そんな自分は愛されたり、認められるはずがない、と考えてしまうのです。
でもそれを受け入れるのも嫌なので、本当は苦しくて止めたいハズなのに、
止められないという、悪循環になってしまうのですね。

こういった心理を持ち続けたままでいると、苦行をしている自分は
それなりに受け入れられても、ハメを外して楽しむことや、腹の底から
笑うことなど、自分を喜ばせることがとても苦手になるものなんですね。

それが長い間手放せずにいると、次第に自分を痛めつけるようになり
最後には私のように病気になったり、事故を起こしたり、燃え尽きて
しまうのです。

◇:----:◇:----:◇

今回は仕事という例でお話していますが、同様なコトは夫婦生活、
恋愛、対人関係でも起きてくるので、程度はみなさん違っていても
自分もいつの間にか、苦行をしてはいないかな、と振り返ってみて
気づけたら、手放す、ということを意識してみてくださいね。

「苦行」というのは、罪悪感が動機になっているものですから、
苦しむことに
その目的があるので、意識して自分を振り返らないと
なかなか気づきにくいものなのです。
しかし苦行は周りの人たちに、あなたの苦しむ姿を見せているだけでなく、
助けの手も受け取らないので、自分以上に周りも傷つけてしまうのです。

今すぐに止めようと思って、止められるものでもありませんが、今日は、
苦行をしていることに気づければ、あなたが幸せになる道を選ぶだけで、
周りの人たちも幸せにしてあげることができる、ということだけでも
覚えていただけたらと
思います。

次回、『苦行マニアのあなたへ2』へ続きます。

※次回は7/17(水)に更新いたします

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今回の記事を書いていて困ったことが、なぜか私のパソコンでは
「苦行マニア」を「公卿マニア」と変換してしまうことでした^^;

歴女が流行っていて、武将マニアもいるので、公卿マニアがいても
不思議はないのですがそんなに一般に浸透しているのでしょうか?
・・・不思議です


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では、また次回をお楽しみに!

■執筆者・・・近藤あきとし
 
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