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心理カウンセラーの近藤あきとしです。
いつもありがとうございます。

6月18日に【アメブロ】恋愛テクニックに掲載した記事をご紹介いたします。


●別れたパートナーが忘れられない心理的な理由を考えてみた(2)〜手放しは○○を与えること〜

前回の記事では↓


お別れしたパートナーを忘れられない、執着を手放せないのはどうしてか?についてお話しました。


今日はその続きをお届けします。

パートナーをはじめとする身近な人たちに、私たちが怒りや恨みや文句を感じているとき、その下には愛が必ず隠れています。

「あの人がもっと向き合ってくれたら・・・」
「あいつは本当に酷いヤツだった」


そう怒っている自分の心の奥には、上手に愛せなかった痛みと、失敗感や無力感に打ちひしがれている自分が隠れているんです。

見方を変えると「怒り」を感じ続けることで、隠れている本当の感情を見ないようにできるから、つい私たちは別れたパートナーへの文句が止まらなくなってしまうのかもしれませんね。

(じつはこの「怒り」を手放さないことで、元パートナーへの執着を手放さないようにしている面もあります)

だとしたら、向き合わないといけないのは、あなたの中の愛の部分。

心の痛みを抱えながらも自分を責めている私。
あんなに懸命に頑張っていた私。
しんどい状況でも愛そうとしてきた健気な私。

そんな自分の痛みを受け入れて、愛の部分に光を当てることで、執着を作っている感情を手放していくことにつながります。





とは言え、頭で解っていてもすぐ実行するのが難しいこともあります。

手放した方が楽になるのは分かっているのに、一人になるのが不安でしがみつかずにいられない。

追いかけるほどパートナーの態度は冷ややかになっていくけど、どこかに希望を見つけたくなって手放せない。


いつまでも執着している自分が嫌になって、自分を責めてしまうこともあれば。


2人の関係が終わろうとしているのが分かったら、スパッと別れられる人もいるのに。

パートナーに酷い扱いをされたら「私にそんな態度をとるなら、出ていって!」と自ら相手を追い出して、終止符を打てるだけのプライドを持っている人だっているのに。

「あんなカッコよく引き際を決められない私って、なんて情けないの」


またもや自分を卑下してしまうことだってあるかもしれません。


そして、自分責めをやり切ってしまうと、相手への怒りと文句が出てきたり、それに飽きるとまた自分責めへ戻ってしまう・・・なんてことは良くあります。


だからこそ、先ほど言ったように自分を受けとめる、本当の感情や愛の部分を受け入れるのが大切なのですが。

それでも気持ちが収まらないことってあると思います。

「でも悔しい〜!」

そんな想いが残ってしまうこともあるでしょう。

だとしたら、「次はもっともっと愛せる私になろう」と心に誓ってみてください。

もちろん、あなたの今までの愛し方が足りなかった訳でもなければ、あなただけに落ち度があった訳でもないはずです。

でも今は「あの人じゃなかったのかな」そんな残念さを受け入れる成熟さが必要のようです。





もしかしたら、私たちがお別れしたパートナーを手放せないのは「この人だと決めたのに愛しきることができなかった」悔しさが残ってしまうのが大きな理由かもしれませんね。

誰だって愛する人との別れを受け入れるには、思い通りにならない歯がゆさに直面しなければいけませんし、その度に胸が押しつぶされるような苦しみを感じてしまいます。


それも当たり前といえば当たり前で。なかなか手放せないのは、それだけ愛情をかけていたからですからね。

どうでもイイような関係だった人とは、別れてもどうでもイイはずです。そうならなかったのは、あなたにとってパートナーがどうでもイイ人ではなかったからですよね。


だから時間をかけていっても良いんです。

「やっぱり大好き!やっぱり彼がイイ!」って、何度も何度も言ってみてもいいです。するとその気持ちの先に、あなたが本当に大切にしたかった想いに気づけます。

「コンチクショー!」って何度も悔しさを口にしてみてもいいです。その悔しさを突き抜けた先に、あなたが心から願っていたものが見えてくるはずです。


そう感じられた時に、過去の関係の卒業を受け入れられるでしょう

なので手放しは後でも良いんですよね。

あなたの本心、本当の感情は、必ずあなたの中の愛とつながっています。その大きな愛が手放す為の勇気を支えてくれますからね。





執着がある時、その強さの分だけ、私たちは目の前の新しい関係、新しい愛情に気づくことができませんし、受け入れられなくなります。

たとえば、目の前にあなたのことを「素敵だな〜」と思って近づいてきてくれる人がいたり、デートのお誘いがあったりしても、

過去の関係に執着していると「けっこうです」「むしろ迷惑です」「今はそんなこと考えられません」というような思いが出てきて、新しいチャンスがきても受け取れないんです。

これは服で例えると、「3年前に限定で売っていたシャツをすごく気に入ってたんだけど、買いそびれたので、それ以来また出会うのを待ってるんです。だから新しいシャツは1枚も買ってません」というようなものです。

そして本人は「なんで私のクローゼットはボロボロのシャツばかりなんだ?」と悩んでいるんです。

もし他人がそうしていたら、「新しいシャツを買ったら良いんだよ」と思いますよね。

もちろん服と人は違いますが、起きている現象は同じなんです。私たちは他人事なら「こうしたらいいんだよ」と思えても、パートナーシップではシャツの例えのようなことを当たり前のようにやってしまうんですね。


執着を手放すことは、あなたの目の前の愛や次へのチャンスを受けとることと同じ意味なんです。

手放せているかどうか、かつてのパートナーを許せているかどうか、そのバロメーターは愛の眼差しで過去のパートナーを見られているかどうかです。

忘れなきゃと思うと、つい大切な人を嫌いになろうとしますが、ありがとうと感謝の気持ちで見ることができているなら、そういう愛し方をしながら別れを選ぶこともできます。

過去のパートナーの幸せを応援できるあなたになった時が、過去を今の幸せの障害にしていないという証しになりますからね。

逆に過去に執着している時は、過去の痛みにばかり見ていて、過去に生きている時だと言えます。

だからいま目の前にある愛にも、次へのチャンスも見えないんです。今を生きていないからです。

人生が面白くないですし、驚きも発見も感動もない世界を生きてしまうんです。





あなたが執着を手放せた時、目の前に見える世界がパアーッと開けていくのを実感できるでしょう。

くすんだ色合いだけの世界が、色鮮やかに輝いて見えてきます。心の目が今を見られるようになったからです。(今すぐには信じられないかもしれませんが)

たとえば、どこか知らない土地へ旅行へ行ったとしましょう。

旅先で出会う人がみんな優しくて、ユーモアがあって、あたたかく接してくれて、困った時には助けてくれたとしましょう。

きっと「こんな世界があるんだなー」「こんな人たちが本当にいるんだ」と感じられたら、人との出会いが楽しくなると思いませんか?

それは出会いのイメージが書き替わってしまうからです。価値感も常識も違う場所で、心の幅がググッと広がって、心の目が洗い流されて、まったく違う世界に見えてくるからです。

でも別に世界が変わったわけでも、周りの人が急に変わったのでもありません。私たちの見方、感じ方が変わったからです。

私たちの心というのは、自分の本当に感じている感情を受け入れること、本当に大切にしたい想いと出会うこと、自分の中の愛に気づいて受け入れること、つまり「心を癒す」ことで、見える世界がまったく違うものに変わってしまうんです。

ちょっとだけ大げさに言うなら、執着を手放すことは「自分自身に新しい世界を与える」ことなんでしょうね。


今日の記事が皆さんの幸せなパートナーシップのお役に立てたら嬉しいです。




※参考記事です↓こちらもどうぞ






最後まで読んでいただきましてありがとうございました。次回もお楽しみに。
それでは、皆さんが健康で、心穏やかに、いい時を過ごされますように。

心理カウンセラー
近藤あきとし


★近藤の執筆したアメブロ【恋愛テクニック】のバックナンバーです。

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